ネットワーク関連のカーネルチューン(tcpのtime_wait対策)

netstatのコネクション数に天井っぽいグラフが出ていたので、チューンしてみました。

vim /etc/sysctl.conf

追記

##下記はtime_wait対策##

net.ipv4.tcp_tw_reuse = 1
net.ipv4.tcp_fin_timeout = 3

########

sysctl -p

これだけです。

そしてtime_waitの前後結果は....

冗談みたいな落ち方ですw こんなに意味なく無駄遣いをしていたのね....

net.ipv4.tcp_tw_reuse = 1
新しい接続に対して、TIME_WAIT 状態のソケットを再利用する

効果絶大でした。

net.ipv4.tcp_fin_timeout = 3
FIN-WAIT2 から TIME_WAIT に状態が変化するまでの時間。ここはかなり下げました。

若干気になったのが、「tcp_tw_recycle」。

本来ならnet.ipv4.tcp_tw_recycle = 1 として、
TIME_WAIT 状態のソケットを再利用することは、本対策とては非常に効果が高いのですが、onにすると、同一IPからくるパケットのうち、起動時間の短い側のパケットを常に破棄するということになってしまうようです。かなり問題な予感です。
スマホのIPゾーンを確認したところ、昔のガラケーみたいに少ない訳ではなかったので、onにしてもいいかな?と思ったのですが、結局ここはoffにしました。

tcp_tw_reuse だけでも効果は高いケースが多いと思いますので、食いつぶされている方はお試しあれ。(*''▽'')

 

 

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